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個性的な住まいを実現するために、外観や内装などこだわりたいところがたくさん出てくる注文住宅。しかし、実際にそこで生活することを考えると、間取りも非常に重要です。ここでは、注文住宅を建てる際に気をつけたい間取りを決めるポイントについて解説しています。
内装や家具だけにこだわっていると見落としやすいのが生活動線回りです。見た目は良いのに実際にそこで暮らし始めると、生活動線が考えられていなかったためにストレスの多い生活を強いられることになってしまいます。そうしたことを防ぐためには、設計段階からシンプルな生活動線で生活できるようにしておくことが大切です。
毎日使う設備である浴室や洗面台、トイレといった水回りの配置は非常に重要です。たとえば、トイレと寝室が近いと排水音が気になったり、和室の真上に洗濯場を配置していると騒音が響きやすくなったりします。そのため、水回りの配置はなるべく1箇所に集中させ、なおかつ音が気にならない場所にしましょう。
日当たりも日々の生活の快適さを大きく左右する要素です。家族が集まるリビングは日当たりの良い南側、日中は使わない寝室は北側といったように、お決まりのパターンがあるのでそれほど迷うことはないでしょう。ただし、窓の位置や高さは十分に配慮しないと、外から丸見えだったり、せっかく窓を設置したのに十分に日光を取り入れられなかったりするので気をつけましょう。
1,000万円台の予算なら、約30坪・2階建て住宅が一般的なラインでしょう。LDKは約19畳という十分なスペースを確保できるほか、ウォーク・イン・クローゼットの設置も可能。各居室にクロークも設置すれば、収納にも困ることも少ないでしょう。
2,000万円台の予算なら、約40坪の二階建て住宅が建てられるでしょう。駐車場3台分のスペースを確保できるほか、20畳以上の広さを持つLDKも確保できるのがポイント。さらに玄関にはシューズクロークもあります。
3,000万円台の予算なら、25~30畳の十分な広さを持つLDKが実現できます。LDKの一部を畳コーナーにするなどのひと工夫も可能になります。
4,000万円台の予算があれば、かなり凝った間取りが実現できます。たとえば、玄関にはシューズクローク、2階にはウォーク・イン・クローゼットといったように、各所に十分な数とスペースの収納を備えることができます。ほかにも、1階と2階を吹き抜けでつなげるといったような構造にすることも、このレベルの予算が出せるなら可能となるでしょう。