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注文住宅と建売住宅の違いは

マイホームと一口に言っても、住まいにはさまざまな形態や違いがあります。その中でも、注文住宅にするか建売住宅にするかは、大きな選択となるでしょう。ここでは、注文住宅と建売住宅の違いをさまざまな側面から見ていきます。

注文住宅と建売住宅の費用・特徴の違い

注文住宅は、設計事務所やハウスメーカーなどに設計を依頼して建てる住まいです。建築基準法の範囲を逸脱しなければ、施工主が間取りや外装はもちろんのこと調度品や素材まで細かく指定できるのが大きな特徴です。ただし、場合によってはすべての理想を実現しようとして費用が大きくふくらんでしまうことがあります。

対して、建売住宅はあらかじめ完成された住まいです。場合によっては建築中に販売されていることもあります。メーカー側が定めた間取りやデザインから大きく変更できないので自由度は低いものの、コストを抑えることができます。

入居するまでにも違いがある

注文住宅の場合、ゼロから住まいを作ることになります。そのため、入居するまでに時間がかかります。土地探しに3~6ヶ月、土地の購入契約から建築工事請負契約までにはさらに3~10ヶ月、着工から完成・引き渡しまでには3~6ヶ月と、かなり長い期間が必要です。

対して、建売住宅の場合は物件がすでに完成しているので、入居までの期間は注文住宅よりも短くなります。希望する物件の条件を整理し、不動産業者に赴きます。希望の物件が見つかるかどうかには当然個人差があります。物件の契約をして引き渡しまでの期間は、一般的には1ヶ月程度、物件が未完成の場合は4ヶ月程度です。

注文住宅のメリット・デメリット

注文住宅の代表的なメリットと言えるのが、その自由度の高さです。注文住宅は、施工主が自身の希望を細かく工務店や設計事務所に伝えることで、間取りや外観、調度品や素材、カラーリングなどといった要素を反映した住まいを実現できます。ほかとは違ったオリジナリティあふれるマイホームが欲しい人には、大きなメリットとなるでしょう。

反面、施工主のイメージと工務店側のイメージが食い違っていたり、お互いの意思伝達に齟齬があったりすると、イメージ通りの住まいができないといったことにも繋がります。そうした事態を防ぐためには入念な打ち合わせが必要ですが、そうなると工期が長くなり、費用もか咲くことが多くなるのがデメリットです。

建売住宅のメリット・デメリット

建売住宅の大きなメリットは、費用を抑えられることです。建売住宅では、資材をまとめて購入したり効率的に工事を進めたりすることができるので、注文住宅に比べて小さな費用でマイホームを建てることができます。また、あらかじめ建物が完成していれば、その分入居までの期間も短く、手続きもスムーズになります。

建売住宅のデメリットは、自由度が低いことです。あらかじめ決められた間取りやデザインから大きくかけ離れたアレンジはできないので、特殊な間取りやデザインの住まいを希望している人には向きません。また、着工時からの様子を見ることができないので、基礎部分などの目に見えないところまでしっかり工事が行われているか確認できない点もデメリットです。

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