公開日: |更新日:
練馬区内で一戸建てを建築するとしたら、だいたいどのくらいの費用がかかるのでしょう?
とある住宅情報サイトに掲載されている情報によると、
「2013年9月現在登録されている売り出し物件の価格相場(100平方メートル換算) 5278.8万円」。
100平方メートル換算なので、実際の一戸建て住宅の間取りなら、もっとお安くなるはずです。
これだけでは高いか安いかがよくわからないと思いますので…
参考までに、杉並区が6221.8万円。武蔵野市が6967.2万円ですから、近隣の人気エリアに比べるとかなり安め。
住宅地が多く、こう言っちゃ失礼ですが魅力が少なめの板橋区が4389.1万円。
練馬区は環境がよく、都心部へのアクセスも比較的良いですから、かなりお値打ちなのではないかと思います。
では、練馬区で一戸建てを建築するとしたら、建売住宅と注文住宅ではどれくらいの価格差があるのでしょうか。
建売住宅を建てるにしろ、注文住宅を建てるにしろ、建て方によって土地価格が変わるわけではありません。同じ地域の土地なら価格も同程度ですので、練馬区での建売住宅と注文住宅の相場の違いは、建物にかかる費用の違いになります。
住宅を購入する場合は、大手のハウスメーカーや地域密着の工務店など、さまざまな選択肢があります。どこに頼むかによって費用も大きく変わってきますが、一般的には注文住宅であれば2500万円程度、建売住宅であれば1500万円程度と言われています。仮に掛かる土地代が同じだとすると、注文住宅と建売住宅の相場の差は1000万円程度であると考えられるでしょう。
では、建売住宅にするか注文住宅にするか悩んでいる場合は、どのように選んだらいいでしょうか。まずは予算を立てて、家づくりに掛けられる費用を計算してみましょう。
上記の注文住宅(2500万円)と建売住宅(1500万円)の価格で比較して見てみましょう。たとえば予算が5000万円あるとすれば、注文住宅なら2500万円の土地を購入することができます。しかし予算が3500万円だとすると土地代として1000万円しか残りません。
また、5000万円の予算なら注文住宅と建売住宅でどのような違いが出るか、さらに3500万円ではどうなのか、というところを考えてみる必要もあります。予算に余裕がある場合は、価格以外の他の条件も含めて検討するといいでしょう。ただし予算的に厳しい場合は選択肢も少なくなりますので、何を最優先にするかについてじっくり考えてみましょう。
ちなみに、とある土地価格相場情報によると、練馬区の土地価格相場は坪単価147.4万円。低層住居専用地域の相場は141.4万円/坪、それ以外の住居専用地域では164.5万円/坪となっているようです。
たとえば広さが30坪の土地の場合、147.4(万円)×30(坪)=4422(万円)ですから、土地価格は4422万円ということになります。
このように予算と照らし合わせて計算をしながら、建売住宅にするか注文住宅にするかを決めていきましょう。
家を建てる際にはこだわりぬける注文住宅にしたいけれど、高いから諦めているという声を結構耳にします。ですが、実は注文住宅のほうがお得になるケースもあるんですよ!
例えば、家の構造に使う建材や壁材を比較的安い値段のものに変更したりするだけでも、決められた規格しか使えず融通がきかないことが多い住宅メーカーよりだいぶ値段が下げられます。
その他、建売ではどうしても外せないオプションを切り落とせるので、このあたりでもコストカットできます。
間取りや外装・内装は当然ながら自分の好きなように調整できますので、理想通りの注文住宅なのに建売よりローコストで収まる可能性は十分に有り得るのです。
予算内でなるべく希望を実現したいなら、様々な注文住宅会社に相談を持ちかけ、臨機応変に提案・対応する力があると感じた会社に依頼するのが鉄則。
住宅は一生に一度の後悔したくない大切な買い物ですから、様々な会社をしっかりと比べ、一番信頼できると感じた会社にお願いしましょう。
注文住宅を建築する際、あらゆる部分にこだわりを入れたせいで予算を大きくオーバーしてしまった、なんて体験談を聞くことがあります。
実際、予算をしっかり設け、建築するときどこにどのような費用があてられるかを把握しておかないと、出費額がどんどん増してしまうことも考えられます。
そのようなことにならないよう、ここで一度頭の中を整理しておきましょう。
価格が高いという印象の強い注文住宅ですが、価格面だけで決めてしまうのはもったいないです。注文住宅にも建売住宅にも、さまざまな特徴があります。それぞれのメリット・デメリットを知って、自分の希望に合った家づくりを実現しましょう。
ここでは、注文住宅のメリットについて見ていきます。「注文住宅を建てたいけれど、高いのがネックだよな」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
注文住宅のメリットは、何と言っても自由度が高いところです。たとえば「外観は洋風なのが良い」、「アイランドキッチンを入れたい」、「リビングはゆったり広めにしたい」、「床暖房を家中に入れたい」、「お風呂にこだわりたい」など、家族の要望はたくさんあると思います。建売住宅の場合は、残念ながらその希望を全てかなえるのは難しいでしょう。
しかし注文住宅の場合は、外観、構造、設備、間取り、内装など全てにおいて自由度が高く、家族の希望を叶えられます。建てるまでに時間はかかりますが、思い通りの家が建つのですからその喜びは大きいでしょう。
建売住宅の場合は、地域や価格優先で選ぶことが多くなりますので、施工業者を選ぶことは難しくなります。しかし注文住宅なら、好きな設計士さんや施工業者から家を建ててもらうことが可能です。
モデルハウスや住宅展示場などを見て気に入った施工業者があれば、まずは相談してみるといいでしょう。複数の業者の話を聞くことができれば、思い描いたイメージにより近い家づくりをしてくれる業者を見つけられます。
注文住宅には好きな土地に家を建てられるというメリットがあります。住みたい地域や学校区があっても、建売住宅の場合は望み通りの場所に家を買える保証はありません。また、もしも希望の地域で建売住宅が見つかったとしても、建物自体が好みや希望に合わないという可能性もあります。
その点、注文住宅ならば、気に入った土地に思い通りの家を建てられます。「どんな家に住みたいか」というのは家づくりにおいて大切ですが、「どこで暮らしたいか」というのも重要な項目の1つです。好きな土地に家が建てられるというのは、とても大きなメリットになります。
建売住宅のデメリットの1つは、建てている様子を確認できないところにあります。業者を信用しないわけではなくても、どのような工程でどのように建てられたのかを知りたい、確認したい、と思うことはありますよね。
その点、注文住宅であれば建てている途中の段階をチェックすることができます。現場を何度も見に行って顔を出すことで、業者も手抜きができませんので安全性も高まります。
建売住宅の場合は運が悪いと欠陥住宅をつかまされてしまう恐れもありますが、注文住宅ならばそういった心配がないところも大きなメリットと言えるでしょう。
注文住宅のメリットとして、都合に合わせて予算の調整ができる点が挙げられます。全てにおいて高級な材料や設備を揃えた場合はもちろん価格がグンと跳ね上がりますが、こだわりのある部分にだけお金を掛けて他は安価な材料で済ませれば、建築費をだいぶ抑えられます。
注文住宅はとにかく高いと思っている人も多いかもしれませんが、工夫次第ではかなり費用を抑えることが可能です。自分の都合や好みに合わせて予算を調整できるというのは注文住宅ならではの利点と言えるでしょう。
一生ものと決めて家を購入する人は多いですが、年月が経つにつれ売却を考える日もくるかもしれません。いざ家を売ろうとしたときに、建売住宅では資産価値が下がるケースが多くなります。万が一欠陥住宅だった場合などは、ほとんど価値のないものになってしまいます。
その点、こだわって建てた注文住宅なら、材料や構造もしっかりしていますので資産価値が下がりにくくなります。将来的に売却することがあるとしたら、注文住宅で建てたほうが有利であることが多いでしょう。
注文住宅の場合、中古物件と比べると値段が高くなるということがデメリットとして挙げられます。建物に使用する機材や設備が新品で、最新の型を使用するのであれば値段はより高くなるでしょう。
売主である不動産会社の人件費や広告費もコストに上乗せされるため、建物の価格だけではない費用がかかってしまいます。一つの会社だけで一貫して作業を行う場合には、費用はかかりません。ですが下請け業者を通して作業を進めていく場合には、その中間手数料もプラスされます。前もって資金計画をしっかりと立て、思わぬコストが発生しないようにしましょう。
中古物件や建売住宅では契約が済んだら、早くから入居が可能です。注文住宅の場合は契約してから入居するまでに、ある程度期間を要します。大まかに打ち合わせ、設計、土地の整備、家の構築という流れが必須であるため、どうしても時間がかかってしまうのがデメリットです。打ち合わせや工事の進み具合によっては、入居日が先延ばしになることもあるでしょう。
中古の注文住宅の場合は、新築の注文住宅と比べると安く購入できるのがメリットでしょう。新築のように全て新品の設備というわけにはいきませんが、価格がネックで家を迷っている人にとっては手が届きやすくなります。中古を購入した後にリフォームをして内装や設備を変更することも可能です。リフォームを加味したとしても、一般的には新築で購入するよりも安く抑えられるでしょう。
新築の場合は、完成した後を図面やイメージでしかチェックすることができません。新興住宅地では、周辺環境がどうなるのかも未知数な部分もあります。中古の注文住宅では実際にある建物を購入するため、自分の目で事前に確認が可能です。周辺環境もすでに完成しているので、事前にチェックしておけます。
新築の場合は、新興住宅地や駅から離れて空いている土地に建てられることが多く、立地が選びにくいことがあります。中古の注文住宅なら、住宅のある場所ならどこでも売り出される可能性があり、立地の選択肢が多くなるのがメリットです。場合によっては、駅から近い場所や周辺環境が整った場所を選びやすくなるでしょう。
中古の注文住宅は建てられてから年数が経過しているため、新築よりも耐久性が低く、設備の劣化が不安要素となります。あと何年持つか、リフォームやメンテナンス費用がかかってしまうのではないかという不安がどうしても拭きれない部分です。
実際には構造がしっかりしており、メンテナンスを正しく行えば長く住むことができるとしても、専門家でないと判断が難しいということもあります。
中古の注文住宅の場合は、売主がまだ住んでいる状態で売り出されているケースもあります。そのような場合、家具や荷物が置かれている状態で家を事前確認しなければなりません。気になる部分を奥まで見られなかったりして、事前チェックが不十分になることもあります。
中古の注文住宅を購入する時に必ずチェックしておきたいのが物件の耐震性です。1981年に建築基準の大改正が行われたことにより、住宅の耐震基準がより厳しくなりました。そのため1981年以前に建てられた家の場合は、旧耐震基準となっていることもあるため、事前に調べておく必要があります。
ここまで、注文住宅のメリットについて見てきました。どんな項目があったのか振り返ってみましょう。
以上のようなメリットが考えられます。
注文住宅には、たくさんのメリットがあります。もちろん「価格が高い」「建築に時間が掛かる」といった一面もありますが、メリットとデメリットの両面を知ることで、理想の家づくりに活かせるのではないでしょうか。
注文住宅の建築にかかる費用は、主に以下の3つに分けられます。それぞれの詳細を見ていきましょう。
▼建物本体
文字通り建物本体の費用となる部分です。建物本体の費用には、基礎工事代や屋根工事代、外壁工事代など、建築に関係するさまざまな工事代が含まれています。
そのため、この建物本体の費用だけで総予算の7割は占めると言われています。
ちなみに「坪単価」として表示されているのは、一般的に本体工事費のみの金額になります。ただ、業者によって表示形式やその内容に違いが見られる場合もあるので、事前に確認しておくようにしましょう。
▼付帯工事費用
付帯工事費用とは、以下の工事にかかる費用のことを言います。
建物本体の費用が総費用の7割を占めるのに対し、付帯工事費用は1~2割を占めるとされています。
1つ注意しておきたいのは、この付帯工事費用は敷地の条件次第で費用が大きく増減するということです。少なく済む分には良いですが、大きく増える可能性もある、ということも覚えておきましょう。
▼その他の費用
諸費用は、登記費用や火災保険料など、新しい場所・建物で生活を始める上で必要となるものがあたります。主に以下のような費用になります。
これらの総費用は、全体の1~2割程度を占めると考えて良いでしょう。
注文住宅の建築において、予算の取り決めは非常に重要になります。では、具体的にどのようにして決めていけば良いのでしょうか。
以下の3つは、どれも予算を決めるのに役立つポイントです。参考材料として覚えておきましょう。
▼「毎月支払える額」を考えよう
予算や総費用が大きくなってしまうと、その分毎月の返済額や返済期間が大きくなってしまい、生計を圧迫させてしまうことも考えられます。
予算や総費用、そして毎月の返済額を決める際は、無理なく支払える額に設定するようにしましょう。
▼新しく発生する支出を考えよう
注文住宅を建てた後、固定資産税の支払い義務が生じたり、場合によっては会社への移動費や町内会費などが発生したりします。これらは今後長く支払い続けることが考えられるので、注文住宅の予算や建築場所を決める前にしっかり考えておきましょう。
屋上のある家 | |
---|---|
引用元:マルジェ公式サイト https://www.maruje.co.jp/works/8489/ |
白で統一されたシンプルでスッキリとした外観が特徴的なこの住宅。部屋の中を見てみると、白を基調として全体的に明るく統一感のある空間に仕上がっています。こちらの家の一番の特徴は、屋上に設けられたプライベートスペース。バーベキューをしたり、子どもとプール遊びをしたりと、青空の下で家族だけの特別な時間を過ごせるでしょう。 自分好みの色使いや素材選び、屋上の設計などアイディアが詰まった家に仕上がっています。注文住宅なら素材や色使いなど自分の好みにできたり、屋上に庭を設置したりする事も可能です。 |
動線と収納に配慮された生活しやすい家 | |
---|---|
引用元:マルジェ公式サイト https://www.maruje.co.jp/works/7755/ |
外観も室内も白を基調としており、落ち着いた雰囲気の部屋に仕上がっています。いろいろな場所に収納を設置したことで、無駄な家具を置く必要がありません。スペースを有効に使用できる、広々としたリビングが魅力です。 キッチン、浴室、洗面所の動線も家主のライフスタイルに合わせて設計されており、生活のしやすい快適な家になっています。収納や動線を自分好みに設計できるのも、注文住宅だからこそできる自由な発想です。 |
木のぬくもり溢れる暖かみのある家 | |
---|---|
引用元:頸城建設公式サイト https://www.kubikikensetu.com/new/181 |
グレーのコンクリート調の外壁が、落ち着いた外観の雰囲気を作り出しているこの住宅。中は床、天井、壁に木の素材が惜しみなく使用された、ログハウスのような雰囲気の部屋が広がってます。 全体的に自然素材の木を使用することで、ぬくもり溢れる暖かな雰囲気に。素材も自分の好みのものをチョイスできるので、より自分らしい家づくりができます。体にも優しい自然素材をたっぷりと使用した健康的な家づくりも、注文住宅の特権といえるでしょう。 |
木をふんだんに使用したペンションのような家 | |
---|---|
引用元:頸城建設公式サイト https://www.kubikikensetu.com/new/390 |
和のテイストで作られた建物に、二階のウッドテラスが特徴的。中は避暑地のペンションを思わせるような空間で、のんびりと過ごせます。木の香りが漂う、暖かな印象を与えてくれる部屋の住み心地は抜群です。 浴室は家主のこだわりで作られたヒノキ風呂。日々の疲れを吹き飛ばしてくれる癒しの空間となっています。自分のこだわりをカタチにできるのも、注文住宅だからこそできる贅沢といえるでしょう。 |
木の香り漂う和テイストの家 | |
---|---|
引用元:頸城建設公式サイト https://www.kubikikensetu.com/new/370 |
広々とした庭に、どっしりと構える和テイストが目を惹きます。所々に青森ヒバの木材が使用されており、良いアクセントとなっているのが特徴です。床材、天井、梁、階段、吹き抜け廊下のフェンスとさまざまなところに青森ヒバが使用されているので、どこにいても自然素材の温もりを感じられます。 リビング天井は吹き抜けとなっており、のびのびと過ごしやすいように配慮された設計を実現。二階ベランダには木のベンチが置かれており、日光浴を楽しめる癒しの場所となっています。 |
屋上庭園が楽しめる | |
---|---|
引用元:マルジェ公式サイト https://www.maruje.co.jp/works/8969/ |
外観は黒で統一されており、ブラウンの玄関が良いアクセントになっています。駐車スペースにある人工芝の緑とも見事にマッチしているのがポイントです。 部屋の中は白いクロスと色味が薄い木材によって全体的に白く統一され、明るくスッキリとした印象を与えてくれます。一番のこだわりポイントは、屋上庭園です。天気の良い日は屋上でバーベキューを楽しめる特別な場所として役立ちます。屋上にシンクを設置したことで、後片付けも手間がかかりません。注文住宅では楽しめる設計、機能的な設計、どちらも叶えることができるのが大きなメリットです。 |
採光にこだわった光が差し込む明るい家 | |
---|---|
引用元:マルジェ公式サイト https://www.maruje.co.jp/works/2583/ |
片流れ屋根が特徴的な、白と黒のツートンカラーの家。お洒落で可愛い郵便ポストが良いアクセントとなっています。リビングは高天井にすることによって、縦にも広がりを作り余裕のある空間に仕上げているのが特徴です。 採光を考慮し、窓を多く設置したことによって光が差し込む明るい部屋となりました。建てる土地や周辺の建物の影響により、日当たりに支障が出ることも少なくありません。注文なら窓を多く設置したり、向きを変えたりすることによって採光を得ることも可能となります。 |
吹き抜けのある家 | |
---|---|
引用元:マルジェ公式サイト https://www.maruje.co.jp/works/726/ |
白い外壁に大きな窓がついた、3階建てのこの住まい。キッチン、ダイニング、リビングに仕切りを設置しなかったことによって、圧迫感のない部屋に仕上がっています。 階段部分を吹き抜けにしたことによって、開放感をプラス。敷地面積によって広さを確保できないとしても、設計の工夫によっては広々と開放感のある家づくりもできると証明している事例です。 |
注文住宅を建築する際は、当然建築を依頼する業者を選び依頼を出す必要があります。
ここでは、国内で注文住宅の建築依頼を受けている主な2つの業種、工務店とハウスメーカーを紹介したいと思います。それぞれの特徴を把握し、目的に合わせた業者選びを行いましょう。
◎工務店
◎ハウスメーカー
このように、工務店とハウスメーカーにはそれぞれ異なる特徴があります。自分が思い描いている家のイメージや家づくりの流れを考えた上でどちらに依頼するか決めると良いでしょう。