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当記事では、3階建て住宅を建てるメリット・デメリットを解説します。費用相場についても解説するため、3階建て住宅を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
3階建て住宅には、広々とした居住スペースがあります。1階には玄関ホールやリビング、ダイニング、キッチンなど、生活に必要な空間が充実しています。2階には、ベッドルームや書斎、子供部屋、トイレなどが配置されています。3階には、リビングスペースや和室、屋外テラス、バルコニー、ロフトなど、多様な用途に使える空間があります。
また、広いスペースを有効活用することで、家族のライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。例えば、趣味のスペースや、自宅での仕事のスペースを確保することができます。
3階建て住宅は、住宅密集地域においてプライバシーの確保ができます。3階建て住宅は、高さがあるため、周囲からの視線を遮断可能です。また1階に玄関や駐車場、物置などを設置することで、外部からの視線を遮断することができます。3階には、屋外テラスやバルコニーを設置することができますが、高い位置にあるため、周囲からの視線を気にすることが少ないのが特徴です。
3階建て住宅には、開放感のある暮らしが期待できます。高層階にある屋外テラスやバルコニーからは、眺望がよく、風を感じながら生活できます。また3階建て住宅は吹き抜けのある設計が多く、開放感ある空間を演出できます。リビングスペースやダイニングスペースは広々としており、家族が集まっての時間を過ごすのにもぴったりの空間です。
3階建て住宅は、2階建てに比べて高さが約3m高くなるため、構造部材なども耐久性の高いものを使用する必要があります。そのため、建築費用が坪10万円ほど高くなることがあります。建設費用が高いため、予算に余裕がない場合や将来的な負担を避けたい場合は、2階建ての住宅を選ぶことを検討すると良いでしょう。
3階建て住宅は、上層階に行くにつれて階段を上らなければならないため、高齢者や身体に不自由がある人には生活に不便が生じる可能性があります。また、上層階にある部屋に物を運ぶ際にも、階段を上らなければならず、大きな荷物や家具を運ぶ場合は特に大変です。そのため、家族構成やライフスタイルに合わせて、3階建て住宅を選ぶ必要があります。
3階建て住宅は上層階に行くにつれて室内温度が上昇するため、エアコンや冷暖房の効率が悪くなる可能性があります。また2階や3階にある部屋は、1階に比べて日当たりが悪くなる傾向があります。そのため、夏場はエアコンの効率を上げるために、遮熱フィルムや断熱材などの使用を検討しなくてはいけません。また冬場は暖房効率を上げるために、窓を二重窓にするなどの対策が必要です。
一般的に3階建ての住宅は建築面積が大きく、構造上の強度が必要なため、建築費用は高めになります。ただし平屋建てよりも建物面積あたりの単価は低くなる傾向があります。また防火地域では、建築基準法の規制があるため、3階建ての場合は耐火建築物として建てなくてはいけません。このため、建築費用は鉄筋コンクリート造や鉄骨造になることが多く、平均的な建築費用は坪単価で15万円から25万円程度とされています。ただし土地の形状や立地条件、設備などによって費用は異なるため、正確な費用は建築業者に相談してみましょう。